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都内の労務関係の事務所で、社会労務関係の仕事をしています。仕事柄、労働問題や職場環境の相談を受けることも多く、労働基準局マターでない場合は、コンサルタント的な動きをしてアドバイスをさせていただいています。最終的には転職をお勧めする結果になることが多く、その流れも共通なことが多いので、そのポイントを書面にまとめていましたが、今回、サイトに展開をして、多くの方に見てもらうことにしました。

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面接官を納得させる転職理由

面接官を納得させる転職理由 転職活動をしている人には、その人それぞれの転職理由があるでしょう。大抵の場合その理由はネガティブなもので、これをそのまま転職活動での面接では使えません。では、どうすればいいのでしょうか?

初期転職理由

まず、現在または転職前の会社に入社したときの理由を思い出してみましょう。ネガティブな気持ちで新しい会社に入社する人はまずいません。考え方をポジティブに前向きに切り替えましょう。入社動機を念頭に置き、「ではなぜその会社を辞めた(辞めたい)のか」を考えます。すると「当初、○○を期待して入社したけど、それができない(できなくなった)から」となるでしょう。

転職理由の改良・強化

この2つを更に改良、強化していきます。そのためには、別に2つの要素が必要になってきます。一つ目は、目標に一貫性があることを伝えるということです。自分が人生の目標に向かって最適な企業を選んでいること、その目標を達成するための企業への志望動機、入社理由が説明できること。これが目標に一貫性があるということとなるのです。自分がどんな目標を持ってその会社に入ったのか、どんな人生設計をしているのかを思い出してみましょう。
二つ目は、外部の要因による阻害を伝えることです。自らは目標に向かってその企業に入社したが、自分の力だけでは何ともならない難しい事態になり転職を考えたなど。これが外部要因による転職理由となるのです。これをきちんと説明できれば、「単に嫌になって辞めた」とは思われないでしょう。

転職理由最終版

この2つの要素を組み合わせることによって、より説得力のある転職理由と改善していきます。
例文としては、
「私は以前より○○という目標を持ち仕事を選んでいます。前職もその目標へ向かって入社し、仕事を頑張っていました。しかし、今回○○という事態となり、改善を試みましたが、私の力が及びませんでした。そうして転職を決意しましたが、私の目標達成への意欲は消えていません。転職活動をする中で、その目標への再スタートに一番適していると感じたのが御社の仕事でした。」
とこういったものになります。
ポジティブな転職理由を述べることによって、それは同時に志望動機へと繋がるのです。
これで面接官を、「ああ、それは仕方ない」と納得させることができ、「そんな理由でわが社を希望しているのか」と志望動機を分かりやすく伝えることができるでしょう。また、転職が挫折ではなく、次の目標に向かって前向きであると面接官にアピールすることができます。

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