About me
都内の労務関係の事務所で、社会労務関係の仕事をしています。仕事柄、労働問題や職場環境の相談を受けることも多く、労働基準局マターでない場合は、コンサルタント的な動きをしてアドバイスをさせていただいています。最終的には転職をお勧めする結果になることが多く、その流れも共通なことが多いので、そのポイントを書面にまとめていましたが、今回、サイトに展開をして、多くの方に見てもらうことにしました。
介護職は、食事や入浴、排泄など、利用者さんの身の回りのケアをメインで担当します。活躍の場は、介護老人福祉施設や介護老人保健施設、有料老人ホームなどさまざま。無資格でも活躍できるものの、介護初任者研修や介護福祉士などの資格を取得することで、提供できるケアが増えたり収入アップを目指せたりします。
では、介護職をされている方の転職決意の理由をご紹介します。
・職場の人間関係
職種問わず転職理由の上位に入る人間関係の問題は、介護職でも同じです。介護のお仕事は、ほかのスタッフと協働することを求められます。
チームワークを大切にケアを提供しなくてはいけないものの、気の合わない人との連携に疲れを覚える人は少なくありません。
また、人間関係のトラブルはスタッフ同士だけでなく、利用者さんとの間でも起こります。温厚で優しい方もいれば、高圧的で気難しい方もいるもの。
なかなか打ち解けられずにいると、その人を担当することに憂うつになることもあるようです。
・体力的にきつかった
車椅子の方など、施設により介護度の高い利用者さんが多い場合は、職員の体力的負担は大きくなるもの。例えば、ベッドから車椅子への移乗、衣類の着脱、洗髪・洗体、オムツ交換など、業務内容を見ても、立っていたり屈んでいたりする時間が長いです。
利用者さんの体重を支えながら無理な姿勢をとっているため、介護職員のほとんどが腰や膝の痛みに悩んでいます。
・給与が低い
前述のとおり、肉体労働がメインでありながら、仕事と給与が見合っていないと感じている職員は多くいます。働く施設により、手当や賞与額の手厚さなどに差があるもの。
同じ仕事内容なら、給与の低い施設よりも給与の高いところを選ぶのは当然のことでしょう。
・運営や方針のあり方への不満
施設や事業所の数だけ、考え方もさまざまです。例えば、がんばっても給与が上がらない、職員を補充してくれない、効率重視で利用者さんとじっくり関われないなどが挙げられます。
現場の職員を大切にできていないと、会社自体に不満を抱くこともあるようです。
・人手不足
施設の半数以上は人手不足であると言われています。職員数にゆとりがなければ、入職した際に十分なサポートを受けられないほか、一人あたりの仕事量も増えてしまうでしょう。
また、体調不良でも当日欠勤がしづらいほか、休憩時間が十分に取れない、有給休暇などを取りづらいといった傾向にあります。プライベートや家庭の時間を十分に確保できないことで、心身のバランスを崩してしまう人もいるようです。
・ライフステージの変化
結婚や出産などのライフステージの変化によりそのまま退職する人もいます。施設によっては夜勤があるため、出産後、育児との両立が難しいと考えるようです。
また、パートナーが転勤になった場合に一緒に付いていくというケースもあるでしょう。
・将来への不安
施設の経営不振のほか、キャリアアップが見込めない、昇給しづらいなどの理由から、将来に不安を覚える人は少なくありません。
特に家庭を持っている男性の場合、家族を支えるための十分な収入が欲しいと考えるのは当然のことですし、これから結婚したいと考えている人も、今の収入のまま家族を養えるのだろうかと不安に感じてしまうでしょう。
上記に挙げた理由から見てみても、介護のお仕事自体に不満を抱えている人はそれほど多くはありません。まったく違う分野に転職するのではなく、より良い環境の職場に移りたいと考える人がほとんどであると言えます。 介護職は、ニーズが高く人手不足のあるため、引く手あまたのお仕事です。求人があふれているからこそ、転職先の見極めが重要になるでしょう。
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