About me
都内の労務関係の事務所で、社会労務関係の仕事をしています。仕事柄、労働問題や職場環境の相談を受けることも多く、労働基準局マターでない場合は、コンサルタント的な動きをしてアドバイスをさせていただいています。最終的には転職をお勧めする結果になることが多く、その流れも共通なことが多いので、そのポイントを書面にまとめていましたが、今回、サイトに展開をして、多くの方に見てもらうことにしました。
転職を成功させるための最後の難関…それが「退職」です。新しい会社の内定をもらったら、現在の職場へ退職届を提出しなければいけません。一般的には、直属の上司に口頭で退職の意思を伝え、その後、上司または会社からの指示により退職届を提出します。このとき、強く引き止められる場合があります。今まで一緒に働いてきた上司への恩や待遇などの改善提案をされて、気持ちが揺らぐことでしょう。そこで曖昧な態度を取ってしまうと、退職の交渉が長期化したり、残留を決めても印象が悪くなり働きづらくなります。退職の意思が強いならば断固たる決意で伝えるようにしましょう。
まず、退職に関する社内の就業規則や慣習などを確認しましょう。会社によっては退職の告知期限が定められていたり、告知方法が異なる場合があります。そしてスムーズな引継ぎのために、事前に引き継ぎマニュアルを作成しておきましょう。内容としては、「引き継ぎのスケジュールを組んでおく」「引き継ぎしなければいけない内容をリストアップ」「業務の手順などを分かりやすくまとめる」などです。その時点では、誰がどのようにあなたの仕事を引き継ぐのか不明な場合が多いです。自分がいなくなった後もマニュアルを見れば分かるようになっていれば、後任者が困ることもないでしょう。
引き継ぎの準備を進めながら、会社へ退職の意思を伝えましょう。まず直属の上司に退職の意思を伝え、具体的な退職日を調整、退職を承認してもらって退職日を決定します。その後、上司の指示に従って引き継ぎを始めます。このとき、転職先の会社を聞かれても、トラブルを避けるために入社するまでは会社名を答えるのは控えましょう。もし引き止められた場合は、転職先の会社への入社日が決まっていて大幅に変更するとができない旨を伝え、退職までの希望のスケジュールを提示するといいでしょう。それでも「後任が見つかるまで待ってくれ」などと引き延ばされる場合は、可能な範囲で譲歩するのがベストです。そのためにも、退職希望日は希望よりも少し手前の日を提示しておくといいでしょう。
円満な退職を目指しましょう。今まで築き上げてきた人間関係は大切な財産です。現在の会社に対して感謝の気持ちを持って、誠意ある引継ぎをするようにしましょう。最終日には、社内の人たちへの挨拶、取引先へは退職の挨拶メールを送るのを忘れずに。今後の為にも、社会人として、円満な退職ができるように心がけましょう。
転職に成功する人と失敗する人がいます。転職の成功と失敗には理由があります。ここでは、転職を失敗する人の例の一部を紹介します。さまざまな失敗例を知ることによって、転職を成功へと導きましょう。失敗例をを知ることで、転職が気軽なものでなく、とても大変なことであると気付くことができます。それは、自分自信の転職への意識改革へと繋がります。会社への不満だけで転職を考えるのではなく、綿密な計画を立てることが大切なのです。
転職活動の際に、意外に多くの人が頭を悩ませているのが「自己PR」です。なにをどのように書けば転職に有利に働くのか分からないという人も少なくありません。たしかに転職を成功させるためには、この「自己PR」が重要な鍵となるのです。そこで、どのようなことを書けばいいのかいくつかのポイントを紹介します。これを参考に他の多くの応募者と大きく差別化をした魅力的な「自己PR」の作成を目指してください。
転職活動では、自己PRと同様に頭を悩ませるのが「志望動機」です。つい先方の示す条件面を参考に志望の理由を書いてしまいがちですが、それはその会社が求める志望動機ではありません。どうしてその会社に応募したのか、どうしてその会社に入社したいのか、本当の強い動機を求人先の企業は注目しています。その動機が会社の求める人材にふさわしいのかを確認したいのです。ですから、自分でも自覚していない真の志望動機を、手順を追って導きだしてみましょう。