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都内の労務関係の事務所で、社会労務関係の仕事をしています。仕事柄、労働問題や職場環境の相談を受けることも多く、労働基準局マターでない場合は、コンサルタント的な動きをしてアドバイスをさせていただいています。最終的には転職をお勧めする結果になることが多く、その流れも共通なことが多いので、そのポイントを書面にまとめていましたが、今回、サイトに展開をして、多くの方に見てもらうことにしました。

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保育士の転職決意理由

保育士の転職決意理由 保育士と言えば、子どもが好きな人が目指す職業というイメージが強いでしょう。でも、「子どもが好きだから」という思いだけでは消化しきれない悩みを抱えている保育士もたくさんいます。園の方針と自分の考えがマッチしなかったり、労働条件が入職前と違っていたり、残業が多すぎて疲労困憊していたり、体力がもたなくなってきたりなど。ここでは、転職を決意したさまざまな理由をご紹介します。明るい未来のために奮闘する保育士の悩みに寄り添い、現在の保育園事情とも向き合ってみましょう。

保育士の転職決意理由

では、保育士をされている方の転職決意の理由をいくつかご紹介します。
・ワンマンな園長が嫌だった
・園と保育方針が合わなかった
・他の保育士と意見が対立していた
・先輩保育士に仕事を押し付けられていつも残業していた(いわゆるパワハラ)
・ベテラン保育士に逆らえない雰囲気があって何も意見できなかった
・給料が安い
・ここ何年も昇給していない
・同じ保育士でも、公立で働いている人のほうが給与が高いのが不満
・働く時間が長すぎる(サービス残業や持ち帰ってする仕事が多い)
・応募の時点と労働条件が違った
・やらなければいけない仕事が多すぎる(後輩指導や研修会参加、職員間の打ち合わせなど)
・手作りの暖かさを大切にしていることで業務効率が一向に上がらない(PC導入のOKが出ない)
・忙しすぎていつも仕事に追われている気がする
・同僚たちが誰かしらの悪口ばかり言う職場環境に嫌気がさした
・体力がもたなくなってきた(抱っこやおんぶ、外遊びをするのが辛くなってきた)
・保護者への対応で気を使いすぎる(何にでも謝罪する姿勢をとらなければいけなかった)
・一部の子どもとの関係がうまく築けなかった
・理不尽なクレームが入ったのに、園に守ってもらえなかった
・近隣住民からの苦情に耐えられなかった
・子どもを預かることと賃金のアンバランスさに不満
・責任の重さを感じるのが苦になってきた
・精神的に病んでしまった(人間関係のトラブルから、適応障害や心因反応、うつになったりする人も)
・保育士以外の仕事をやりたくなった
・仕事と私生活との両立ができなくなってきた(結婚、出産、親の介護など)
などなど

上記の理由の他に、パートナーの転勤や引っ越し、身内の不幸など、一身上の都合によって転職するケースもあるようです。

問題山積みの保育園事情

転職したいと思うきっかけは人それぞれ事情は異なりますが、命を預かるという保育士のような仕事をしている場合は、状況に見合った賃金を求めている人が多くみられます。そこには、進む少子化や女性の社会進出による待機児童問題、保育施設・保育士の数、公立と私立との給与差、労働時間問題など、簡単には解決しない問題が山積みです。雇われる側も経営者側も、それぞれの問題を抱えて子どもたちの命と向き合っていますが、不満のはけ口先が職員同士に向かうことで人間関係の悪化へとつながっているのかもしれません。 いろいろな問題に直面することで、「今よりももっと良い保育園で働きたい!」という思いを胸によりよい労働環境を求めて転職を決意する人が多いようです。

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